新しいことに挑戦するとき、私たちはいつも「まだ見えない未来」にビクビクしてます。
「このままやってて本当に結果出るのかな」「失敗して笑われたらどうしよう」「あのときこうしてれば……」。頑張ってるのになかなか結果が出ないと、頭の中はこういう「考えたって仕方ないこと」でいっぱいになって、どんどん心がすり減っていきます。
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行動し続けないと欲しい未来は来ないってわかってるのに、なぜか手が止まる。そんな一番きつい時期に、本屋でたまたま目に入って救ってくれたのが、堀田秀吾さんの『考えてはいけないことリスト』でした。
そもそも、なんで余計なこと考えちゃうの?
「人間ってどれだけ自分で自分を苦しめる思考にハマりやすいか」を、脳科学の視点でわかりやすく説明してくれます。
まず大前提として、人間の脳は放っておくとネガティブ方向に考えるようにできてるらしいです。私たちが気にしてる「人の目や評価」って、実はほとんどが脳が勝手に作り出した幻(自意識過剰)にすぎない、と指摘されます。SNSの反応や誰かの意見でいちいち一喜一憂するのは、自分の人生のハンドルを他人に渡してるようなもの。まさに「考えちゃいけないこと」の代表格です。
脳はタイムマシンじゃないんだから、終わったことをクヨクヨ考えても意味ないよね、という話。「あのときああしてれば」と考え続けるのは、脳のエネルギーをただ無駄遣いしてるだけで、今のパフォーマンスを下げるだけなんです。
というわけで、まずは自分でコントロールできない「他人の評価」と「過去の後悔」、この2大ノイズを頭の中から追い出すところからスタートです。
まだ来てもいない未来への不安、そして自己否定のループ
新しいことに挑戦するとき絶対ついてくる「失敗するかも」「自分には無理かも」って不安。これに対して著者は、「まだ起きてない未来の不安の9割は実際には起こらない」というデータを出して、脳に不安を餌としてあげ続けるのはもったいないよ、と教えてくれます。未来を心配するのって、いわば脳のメモリを無駄食いするバグみたいなもの。
そして、やりすぎな「自己反省」の危険性についても触れられます。自分を振り返るのっていいことに思えるけど、結果が出てない時期にやる内省は、ただの「自己否定ループ」になりがちで、行動力を一番奪う原因になるそうです。「なんでダメなんだろう」と自分の中をグルグル探し続けるくらいなら、いっそ考えるのをやめたほうがずっと意味がある、というわけです。
脳をハックして「今」に没頭する具体的な方法
じゃあ、どうやってこの「考えちゃいけないこと」を止めればいいのか、根性論じゃなくて、体を使った科学的な解決策です。
言葉や思考だけで不安を消すのは脳の仕組み上そもそも無理。不安を消す唯一の方法は「体を動かして、五感を刺激して、目の前の作業に集中すること」なんだそうです。
たとえば深呼吸をする、不安をノートに書きなぐって客観視する、スクワットして体に意識を向ける、みたいな簡単なアクションが、脳の「不安センサー」(扁桃体)の暴走を抑えてくれます。本の最後にある「やっていいことリスト」は、こういう方法をギュッと詰め込んだもの。あれこれ複雑な作戦を練ったり、結果が出ない自分を責めたりする時間があったら、とにかく「今できる一つのこと」に没頭する。それが脳をリセットして、また前を向いて歩き出すための、科学的に正しいやり方みたいです。

