eMAXIS Slim オルカン運用報告 – 1,269万円投資結果 [2026年7月]

資産形成の記録

私がSBI証券でオルカン(特定口座)への投資を開始してから、2年2ヶ月が経過しました。今月も振り返ってみると、私の投資スタイルは相変わらずの「完全ほったらかし」です。

世界情勢は日々刻々と変化し、ニュースを開けば刺激的な見出しが並んでいますが、私の資産運用に関しては、驚くほど静かな時間が流れています。忙しい毎日の中で、投資のことをほとんど考えなくていい状態。これこそが、私が理想としていた「無理せず長く続けられる」資産形成の形なのだと、今月も改めて実感しています。今月も、投資の基礎知識と最近の世界情勢を整理しながら、私の運用の現在地をお伝えしていこうと思います。

円安の時代の投資はどうする?

今月、多くの投資家が最も気にかけていたことの一つが「為替」ではないでしょうか。記録的な円安が続く中で、「今から投資を始めるのは、割高な外貨資産を買わされているようで損ではないか?」という声をよく耳にします。しかし、結論からお伝えすると、円安局面であっても投資の基本姿勢を変える必要はありません。むしろ、こうした局面こそが、投資家の「マインドセット」が試される時だと私は考えています。

円安に対する3つの視点

円安に対して、私たちはどのように向き合うべきでしょうか。私は以下の3つの視点を大切にしています。

①「高く買う」不安への共感と事実

円安の時に外国株を買うのは、円高の時に比べて「円での支払い額」が増えるため、心理的な抵抗があるのは当然です。しかし、私たちが投資しているのは「現在の価値」ではなく「将来の成長」です。10年、20年という長期で見た時、今の為替水準が誤差の範囲に収まる可能性は十分にあります。

②資産価値の押し上げ効果

円安は「買う時」には不利に見えますが、「持っている資産」を評価する際にはプラスに働きます。オルカンは外貨建て資産の集合体ですから、円安が進めば円建ての評価額は上昇します。今月の私の運用実績も、この為替効果によって支えられている側面があります。資産の「守り」としての外貨保有の重要性を、改めて感じています。

③ドルコスト平均法の本質

毎月の定額積立を行っている場合、円安の時には「少ない口数」を、円高の時には「多くの口数」を自動的に買い付けることになります。これがまさにドルコスト平均法です。為替を予測してタイミングを計るのではなく、仕組みに任せることで、長期的には購入単価が平準化されていきます。「いつ始めても、いつ続けても正解」と言えるのは、この仕組みがあるからです。

「お金持ち」と「一般人」の円安への向き合い方の違い

ここで、少し視点を変えて、円安に対する考え方の違いを、お金持ちマインド vs 貧乏マインドで比較してみたいと思います。

このように比較してみると、結局のところ「感情をいかに排除し、仕組みに身を委ねられるか」が、長期的な豊かさを手に入れるための鍵であることがわかります。円安を「投資を止める理由」にするのではなく、淡々と継続する。未来の自分に感謝されるのは、間違いなく後者の選択をした自分です。

なぜオルカンを選び続けているのか?

投資の世界には、魅力的な個別株や、特定のテーマに絞ったETFなど、数えきれないほどの選択肢があります。その中で、なぜ私がeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)、いわゆる「オルカン」をメインに据え続けているのか。その理由は、時間が経つほどに明確になってきています。

世界経済の成長を「丸ごと」取り込む

オルカンの最大の魅力は、これ1本で世界中の約3,000社に投資ができる点です。世界経済の勢力図は、時代とともに常に変化します。かつては日本が世界を席巻し、今は米国が圧倒的な強さを誇っていますが、将来的にどの国が覇権を握るかは誰にもわかりません。オルカンは、時価総額に合わせて自動的に国や地域の配分をリバランス(調整)してくれます。「どの国が伸びるか」を自分で予測する必要がなく、世界経済全体の成長という、最も確実性の高い波に乗ることが魅力です。

「考えなくていい」という究極の贅沢

私たちは、仕事や家事、趣味など、日々多くの決断を迫られています。投資において「どの銘柄を、いつ、いくらで買うか」という決断を毎月繰り返すことは、想像以上に精神的なエネルギーを消耗します。オルカンを選び、積立設定を済ませてしまえば、こうした決断から解放されます。「自分で考えなくていい」ことは、長期投資を継続する上での最大の武器であり、現代人にとっての究極の贅沢だと私は考えています。

コストの低さが生む「複利の魔法」

オルカンは「業界最低水準の運用コストを目指し続ける」という方針を掲げています。年率0.1%にも満たない信託報酬の差は、数年単位では微々たるものに見えるかもしれません。しかし、20年、30年という歳月をかけ、複利の効果が加わると、その差は数百万円単位の資産額の違いとなって現れます。私たちがコントロールできるのは「市場の動き」ではなく「運用コスト」と「投資期間」だけです。そのコントロール可能な部分において、最善の選択肢であるオルカンを信じることは、極めて合理的な判断だと言えます。

私が意識している3つのこと

投資を「無理せず長く続ける」ために、私が日々の生活で大切にしている3つのマインドセットをご紹介します。

① ニュースを「情報」として受け流す

毎日、世界中から衝撃的なニュースが届きます。「暴落の予兆」「バブル崩壊」といった扇情的な見出しも少なくありません。しかし、私はそれらを「自分に何かをさせるための指示」ではなく、単なる「世界の背景情報」として受け流すようにしています。ニュースを見て行動を変えるのではなく、決めたルールをただ守る。この「鈍感力」こそが、荒波の相場を乗り切るための必須スキルです。

② 投資を「生活の一部」として自動化する

「今月はいくら投資しようか」と毎回悩むのは、意志の力を無駄遣いすることになります。私は給与が入った瞬間に、あらかじめ決めた額が自動的に証券口座へ引き落とされるように設定しています。「余ったお金を投資する」のではなく、「投資した残りのお金で生活する」。この優先順位を仕組み化してしまえば、投資は歯磨きと同じくらい、当たり前の習慣になります。

③ 自分の時間を「自己投資」に充てる

投資の運用自体はオルカンに任せ、空いた時間は自分の価値を高めるために使っています。読書をしたり、新しいスキルを学んだり、今であれば新しいAIを積極的に触ってみたり。本業での収入(入金力)を高める努力をすること。資産運用はオルカンという優秀なパートナーに任せ、自分自身は人生をより豊かにすることに集中する。この役割分担が、私にとっての「幸せなお金持ち」への最短ルートだと信じています。

2026年7月、世界では何があったか

世界は常に動いています。オルカンは世界中に分散投資しているため、各地のニュースを知ることは、自分の資産がどのように世界と繋がっているかを理解することでもあります。この1ヶ月間で起きた、注目すべき3つのトピックを振り返ってみたいと思います。

① 米・イランを巡る緊張緩和への期待

6月下旬、米国とイランを巡る緊張がやや和らぐとの見方が広がり、市場には安心感が広がりました。ホルムズ海峡は世界の原油輸送の要衝であり、封鎖や軍事的な緊張が高まればエネルギー価格の上昇やインフレ懸念につながります。今回、市場ではホルムズ海峡の封鎖リスクが後退したと受け止められ、原油価格の落ち着きとともに投資家心理の改善につながりました。オルカンを含む世界株式市場にとっても、こうした地政学リスクの緩和はプラス材料の一つとなりました。7月に入り中東情勢は再び変化しているため、今後も動向を注視していきたいと思います。

② 高市首相のG7サミット出席と日本の存在感

高市首相がフランスで開催されたG7サミットに出席し、帰国しました。サミットでは、自由貿易の維持やAI技術の国際的なルール作りについて議論が行われました。日本が国際的な枠組みの中でどのような役割を果たすかは、日本株を含むオルカンのパフォーマンスにも間接的に影響します。特に、テクノロジー分野での連携強化は、将来的な成長の種をまく重要なステップであったと感じています。

③ 世界経済見通し:インフレとテクノロジーの共存

注目すべきは、インフレの収束にはまだ時間がかかるという慎重な見方の一方で、生成AIを中心としたテクノロジーの進化が生産性を劇的に向上させるという、強い期待感が示されたことです。「インフレによるコスト増」と「AIによる効率化」のせめぎ合い。私たちは今、歴史的な転換点に立ち会っているのかもしれません。こうした変化の恩恵を全方位で受け取れるのが、オルカンの強みでもあります。

2026年7月 運用実績

現在の評価額:21,338,226円

評価損益:8,647,556円(68.14%)

評価損益 前月比:+ 159,903円

運用期間:2年2ヶ月
2024年5月にメインの証券会社をSBI証券へ移行したので、期間が短めです。

前月比での伸びは少なめですが、プラスでの動きです。相場の変動はありますが、全世界の成長を信じて持ち続けることの重要性が数字に表れています。

この特定口座での今月の買い増しは、なしでした。NISA口座を優先的に埋めるよう積立を継続しています。

まとめ

今月も、オルカン運用報告をお届けしました。円安や国際情勢の変化など、外の世界は騒がしいですが、私たちのやるべきことは至ってシンプルです。「自分が知り、情報をまとめ、自分が勉強になるような楽しいことを記事に残し、自分がお金持ちに豊かになること」。私の信条に立ち返れば、投資もまた、人生を豊かにするための学びの一部です。焦らず、比べず、自分のペースで続けていきたいと思います。

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