2026年5月も、S&P500がまた過去最高値を更新しましたね。「また最高値?」「そろそろ下がるんじゃないの?」と、いう見方もあります。でも、なぜ、市場がどんな状況でも、お金持ちは淡々と投資を続けられるのでしょうか。
今月の運用報告では、その背景をどう理解しているかと、わたしがどのように行動しているかについてまとめてみたいと思います。投資初心者の方も、経験者の方も、ぜひ最後までお付き合いください。
今月のS&P500市場動向 過去最高値更新
今月のS&P500の動きを振り返ってみましょう。4月25日から5月25日の期間で、S&P500は力強く上昇し、史上最高値を更新しました。この背景には、主に以下の3つの要因が挙げられると思います。
💡S&P500って何?
S&P500とは、アメリカの代表的な企業500社の株価を平均したものです。例えるなら、「アメリカのすごい会社500社の成績表」のようなものですね。この成績表が良いということは、アメリカ経済全体が元気だというサインです。
5月の主要な動き:市場を牽引した3つの要因
企業決算の好調
特にAI(人工知能)関連企業の業績が市場を大きく牽引しました。エヌビディアなどの大手ハイテク企業が予想を上回る決算を発表し、「アメリカの企業はやっぱり強い」という期待感が市場全体に広がりました。AI技術の進化は、私たちの生活だけでなく、経済にも大きな影響を与えています。
経済指標の安定
インフレ(物価上昇)の動向や雇用統計など、アメリカ経済の底堅さを示すデータが発表されました。物価の安定傾向や失業率の低さは、消費者の購買意欲や企業活動が引き続き活発であることを示しています。これにより、「アメリカ経済は景気後退を回避できるかもしれない」という安心感が広がり、株式市場への資金流入につながりました。
投資家心理の改善
地政学リスク(戦争や紛争への不安)が一時的に後退し、投資家の強気モードが高まりました。4月には中東情勢の緊張が懸念されましたが、5月に入り大きな進展がなかったことで市場は落ち着きを取り戻し、様子見をしていた投資家が積極的に株式を購入する動きが見られました。
市場は常に変動するものです。最高値更新は喜ばしい動きですが、一喜一憂せず、長期的な視点を持つことが何よりも大切だと改めて感じています。
日本株の今:盛り上がりの背景
次に、日本株の動向についても見ておきたいと思います。最近、日本株も非常に盛り上がっていますよね。わたしのポートフォリオでは、日本株への積極的な投資はしておらず、高配当株を「単元未満株」として50社弱保有している程度です。ただ、自分が生活する日本の経済動向はやはり気になりますし、知っておくことで投資判断の背景理解にもつながると感じています。
なぜ日本株は盛り上がっているの?
企業決算の良さ
多くの日本企業が予想を上回る好業績を発表しています。企業の努力はもちろん、円安による輸出企業の収益増加や国内経済の回復などが背景にあると考えられます。
海外投資家からの評価
海外の投資家たちが、日本企業のガバナンス改革(会社の経営を良くするための取り組み)や、成長性を高く評価しています。かつては「稼ぐ力が弱い」と言われた日本企業が、経営改革によって変わろうとしている姿が、海外から注目されているようです。
経営改革による稼ぐ力の向上
日本企業は、株主還元(配当や自社株買いなど)を重視する姿勢を強めつつ、不採算事業からの撤退や成長分野への投資も積極的に進めています。こうした企業体質の改善が、少しずつ株価にも反映されてきているといえるようです。
今後の期待
日本株の先行きは、企業の努力や世界の経済状況、そして私たちの選択によっても変わっていきます。「こうなる」と言い切ることは難しいですが、日本経済の構造変化や企業の成長戦略に注目していきたいと思います。
5月度 – eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)の運用報告
今月もコツコツと積み立てを継続し、投資期間はついに「5年9ヶ月」になりました。グラフを見ると、右肩上がりのラインがこれまで以上に力強くなっているのがわかります。

取得価額(実際に投じた元本)は約976万円。それが現在の評価額では約1,483万円となり、評価損益は約506万円、損益率にして51.85%というところまで育ちました。
この数字を支えているのは、毎月の積立額だけではありません。大きいのは「複利の力」です。運用で得た利益が次の利益を生み、それがまた次の利益を生む・・・この連鎖が時間をかけて積み重なることで、グラフの傾きは年々急になっていきます。最初の数年は地味に見えても、長く続けるほど雪だるまが大きく転がるように加速していく。5年9ヶ月という期間を振り返ると、その効果をじわじわと実感しています。
S&P500は「アメリカの強い500社」の集まりです。最高値を更新して市場が盛り上がる時もあれば、景気後退への懸念が漂う時もあります。それでも、長期のグラフで眺めてみると、そうした日々のニュースはどれも「長い道のりの小さなでこぼこ」にすぎません。良い時も悪い時も、感情ではなく仕組みで買い続けること。それが、資産を1,400万円超まで育ててくれた一番の理由だと改めて感じています。
わたしの投資戦略:ブレない3つの柱(長期・積立・自動化)
市場が最高値を更新しても、景気後退のニュースが出ても、やることは大きくブレません。それは、投資戦略が「長期・積立・自動化」という3つの柱に基づいているからです。
長期:「時間を味方につける」
短期的なニュースで一喜一憂せず、10年・20年先を見据えます。「過去最高値」で盛り上がっている今この瞬間も、将来振り返れば通過点のひとつにすぎません。焦らず、じっくりと資産を育てていく姿勢を大切にしています。
積立:「タイミングを読み切ろうとしない」
「今が一番高いかも?」「もう少し下がってから買おうかな?」という予測は、プロでも外します。毎月決まったタイミングでコツコツ積み立てることで、購入価格を自然に安定させることができます。
自動化:「感情を排除する仕組み」
人間はどうしても「もっと儲けたい(欲)」や「損して怖い(恐怖)」に振り回されがちです。「判断しない」という仕組みを作っておくことで、暴落時に怖くなって止めることも、急騰時に欲張って買いすぎることも防ぎやすくなります。
今月は15万円の積み立て完了しました。(先月は16万円でしたが、調整反映済み)楽天証券(特別口座)でS&P500の購入を継続しています。NISA口座をまだ埋められていないため、そちらへの投資を増やしたいので、6月からこの積立分を毎月5万円に減らす調整をしました。これは年1程度の調整で、基本は常に積立設定オンです。積立投資の設定をしておけば、迷っている時間や行動に移せない時間も自動で積立を続けられます。何もしない間にお金が働いてくれる状況をつくる、これがほったらかしでも資産を増やしていける投資スタイルの根幹です。
まとめ
今回の運用報告では、S&P500への長期積立が、無理なく着実に資産を増やすためのひとつの有力な手段であることを改めてお伝えしました。
投資はマラソンのようなものです。焦らず自分のペースで続けられることが、長い目で見ると大切になってくる場面が多いと感じます。市場の波に一喜一憂せず、淡々と、着実に資産形成を進めていきましょう。
このブログでは、投資だけでなく、お金や暮らしに関するマインドセットについても発信しています。ぜひ他の記事も読んでみてください。来月もお楽しみに。

